みはりん坊Wにライバル登場?

考察

はじめに

一条工務店が入居時に施主に渡していたアナログ温湿度計は個体差はあるかもしれませんが、湿度表示がかなり低く表示されてしまうという問題がありました。

確かに冬季に全館暖房をすればエアコンでも床暖房でも乾燥(相対湿度が下がる)しますが、湿度計の測定誤差によってさらに乾燥を感じる現象が一条施主にはあったと思います。

「一条の家は乾燥する」というクレーム(お客様のご意見)も起きていたと思いますが、現在入居する施主には外部気温が測れるデジタル温湿度(佐藤計量器製作所製)を渡しているようです。

そして、このデジタル温湿度計は一条のスマホアプリのオンラインストアから消耗品と同じように購入することができます。施主に渡しているものは本体にICHIJOと印刷されているようです。

一条施主がよく使っているシチズンの外気温が測れる温湿度計を以前に私も試しに買いましたが湿度計のズレが多かったです。個体差があるかもですが精度の高い湿度計はほとんどありません。

SATOの温湿度計も湿度の精度が良ければよいのですが、これから入居する施主の人達には精度が良いと評判のみはりん坊Wと比較して欲しいところですね。

って、今日の話は一条の温湿度計が新しくなりましたという話ではないです(・∀・)

絶対湿度が測れる湿度計を発見!

SATOの湿度計のラインナップを見ていたら絶対湿度の文字が目に入りました。まさか??と思って調べてみると絶対湿度が測れると書いてあるので、さっそく捕獲しました。

こちらは卓上機なので、みはりん坊Wの直接のライバルというよりは、みはりん坊の卓上機(5000円以上する)のライバルと言えますが、価格が安いので卓上用に良さそうです。

しかし、なぜかSATOブランドのものは3000円以上して、OEMと思われるサンワサプライの方が安いのか不明だったので両方買ってみました。

併せてみはりん坊Wのような小型機もあったのでそれも購入しましたが、小型機は微妙な仕様でカレンダー機能を持っていて冬季にならないと絶対湿度が表示されないものでした(´;ω;`)

さっそく測定してみた

室内で数時間経過後にみはりん坊Wおよび精度の高いインクバード(黒いもの)の温湿度計と比較しました。左から記載します。

①みはりん坊W 21.3℃ 60% 11.1g/m3
②インクバード21.4℃ 58%
③サンワサプライ 21.1℃ 57% 10.4g/m3
④SATO 21.1℃ 57% 10.4g/m3
⑤みはりん坊W 21.5℃ 57% 10.7g/m3
⑥SATO小型機 21.2℃ 63%
➆ORIA(4か所測れる)21.7℃ 51%

今回購入した2台はドンピシャの数値を示しました。常時同じではありませんがみはりん坊Wとインクバードと比較しても測定誤差が少ないです。

ただ、同じSATO製の小型機の相対湿度が少し高いのでこれはボツにします。

今回購入した絶対湿度が測れる温湿度計は後ろの2台ですが、SATOと青いロゴが入っていない方がサンワサプライブランドのものです。

ボタンを押すと時計の部分に夏はWBGTが表示され冬にならないと絶対湿度が表示されない微妙な仕様。ボタンでWBGTと絶対湿度の切り替えができたらいいのに。。

右側のORIAの温湿度計は湿度の測定誤差があるものの四カ所を同時に測れるので、目安として利用するにはとても便利です。

最後に

エアコンの吹き出し口に設置するなら「みはりん坊W」が良いですが、みはりん坊Wはスタンドが無いため自立ができないところが難点でした。

また、みはりん坊の卓上型は価格が高いため、これに代わる機種がないかと思っていましたが、いつのまにかSATOから出ていたようです。

なお、みはりん坊Wつながりでネットを検索していたら、デザイン系の設計士として有名な伊礼さんまでみはりん坊Wを買ったようです。いやはや、時代は変わったものです。

絶対湿度を知る | irei blog
絶対湿度が分かる「みはりん坊」を取り寄せる。一般的に相対湿度が知られていますが相対湿度は温度によって変化します、蒸すなあ、とか乾燥しているなあ...という...

みはりん坊Wは現在、住宅業界で評判になっているようですが、絶対湿度が目で見て分かるようになると日本の家作りも変わっていくと思います。

本日は以上でございます。

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