Youtubeで一条施主がエアコン1台全館冷房を紹介していました

考察

既にご覧になっている人もいると思いますが、たちHOMEさんというi-smartにお住まいのYoutuberの方がエアコン1台全館冷房を紹介していました。

私のブログなどを読むより動画を見たい方がイメージが湧くと思うのでご紹介させて頂きます。

1:34秒あたりから全館冷房の紹介をされています。エアコンの設定温度は24℃で風量弱で吹き出し口にみはりん坊Wもついていてました。セオリー通りです。

外壁に面したオープンステア階段がある家の場合は、その登り切った場所にエアコンをつけると必ずといって良いほど全館冷房が成功するためこの位置は鉄板です。

さらぽか空調を検討している人もこの場所に6畳用の安いエアコンを設置すれば猛暑日に床冷房では涼しくならない場合に室温調整に利用できます。

このような全館冷房がやりやすい間取りばかりではありませんが、エアコン1台全館冷房は誰にでもできる非常に簡単なことです。

誰にでもできるものではないと思いたい人もいるかも知れませんが、実際はすごく簡単で誰でもできます。ただ、重要なのは情報をいつの時点で知ったかということでしょう。

難しいか難しくないかは間取り作りの最初からエアコンの位置を考えていたかという事で着手承諾の直前で気が付いたという人には難しいと思います。

また、心配性の人やイメージが湧かないという人はやらない方が良いと思います。そこまでやらなくても冷房の効きやすい一条ハウスなら昔の家に比べればずいぶんと快適でしょうから。

しかし、そこまでやるというほどの話ではありません。階段ホールに余計にエアコン1個をつけるだけの話ですから。

ただ、間取りが完成してから二階の階段ホールにエアコンを設置しようとすると間取りが崩れてしまうので、間取り作りの最初からエアコンの位置を考えていないと難しいということです。

そして、しっかり保険をかけてください。ただ、失敗しても1台エアコンがムダになるだけです。

  1. 一階には補助エアコン
  2. 各部屋にエアコンの予備穴

無理に二階のエアコン1台で家中を冷房する必要はなく、必要なら各部屋にエアコンを設置して運転しても構いません。

今回の動画ではエアパスファンがなくても問題ない仰ってますがそこは人それぞれですし、子供が大きくなった際にエアコンをつけたいという場合も想定しておいてください。

間取り作りの最初から知っていれば本当に簡単なんです。たったこれだけのことです。階段ホールや吹き抜けに6畳~10畳用のエアコンをつけるだけ。

良く分からないという人は難しいと思っておいた方が良いでしょう。やりたい人が自己責任でやれば良い話なので無理してやる必要はないと思います。

簡単な方が良いという方はさらぽか空調が選べるならさらぽか空調を選んだ方が良いと思います。どんな方法でも良いので家中の除湿ができると良いですね。

ただ、日本の間取り作りとエアコンの関係は以下のようになっていて、どこにエアコンを設置しても良いですが、間取り作りの最初からエアコンの位置は考えた方が良いと思います。

  1. 大きな窓を沢山設置してしまう
  2. 壁が減ってエアコンをつける場所が減る
  3. 限られた同じ壁にソファやベッドとエアコンが設置される
  4. ソファやベッドにいる人にエアコンの冷気が当たって冷房病になる
  5. エアコンの風は不快だというエアコン=悪という誤解が生まれる

壁という壁に窓を設置してしまうとエアコンを設置する場所がなくなってしまいます。エアコンを設置する壁を残しながら間取りを考えることも間取り作りの一環だと私は思います。

エアコンが悪いのではなく、間取り作りの最後にエアコンの位置を考えるからエアコンの風が人に当たる間取りになってしまうのです。エアコンは何も悪くないのに。。

興味がなければエアコン1台で全館冷房をする必要はありませんが、間取りを作ってからエアコンを設置場所を考えるという家作りの流れは何とかならないのかなと思いますね。

正直、間取り作りと同時にエアコンの位置が考えられない設計士さんにも問題があると言えばあるのですが、お客さんのニーズは間取り優先だと思うのでやむを得ないのかも知れません。

間取りを作る際に最初から生活動線を考えるように、エアコンの場所についても地球温暖化の影響を受けて間取り作りの最初から考えるというような風潮になればいいですね。

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